【第19回】うちのファンタジー世界の考察-極寒世界2

『Roll&Roll』誌にて好評連載中の「うちのファンタジー世界の考察」シリーズから、第19弾を公開!

「うちのファンタジー世界の考察」とは、「いわゆるファンタジー世界と呼ばれるもの全般」を対象に、著者である小林裕也さんの知識と妄想をごちゃまぜにして、「イラストコラムとしたもの」です。

アイスプラント――極寒世界に生息している植物

樹液内にグリセリンや塩分を蓄えて不凍液化すると共に、呼吸による発熱で“体温”を生産する。
体表から蒸散する水分は周囲で凍結し、氷の殻を形成する。
“氷殻”は太陽光は透過し、外気を遮断する“温室効果”をもたらし、本体を低温から保護している。
根は体温によって氷床の下の凍土にもぐり込み、養分を吸収している。

“氷樹”の森。樹の幹や樹冠の梢に見えるのは氷殻であって氷樹本体ではない。
氷樹自身はひ弱で、本体だけではこんな大樹にはなれない。
周囲に形成される氷殻に支えられて成長するのである。

グリセリンを含む氷樹の樹液を集めて火にかけ煮つめると、糖分が高くなり“氷蜜”と呼ばれる
甘味料になる。極寒世界の数少ない加工生産物である。

うちのファンタジー世界の考察」は火・金に更新!
次回は12月5日に「絶滅動物」を公開予定です♪

※書籍に掲載されている順番とは異なります。
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